テレビゲーム - 集積された作り手の英知

テレビゲームは、ファミコン誕生から40年ほど経った今、何世代もゲーム機が代替わりしてきました。
任天堂のゲーム機はもちろん、古くはセガ製、現代に至るまでソニー製のプレイステーションシリーズと、その歴史は長いです。
しかし、すでにゲームで遊ぶのが自然なことになった人達にとっては当然のことでも、これから始める人にとっては未知の世界だと思います。
そういった方々がはじめの一歩を踏み出すための記事を、今回は書いてみたいと思います。

テレビゲームはどうやって始めるのか

テレビゲームをするのに必要なのは、ご自宅のテレビと、ゲーム機、ゲームソフトです。
テレビに関してはHDMI端子があれば大丈夫で、普通のテレビなら大体付いています。
よって、買う必要があるのはゲーム機とゲームソフトになります。
ゲーム機は、Nintendo Switch（ニンテンドースイッチ）を購入します。
Nintendo Switch Lite（ニンテンドースイッチライト）というのもありますが、こちらは携帯ゲーム機専用になります。
スイッチライトの方はテレビがなくてもできますが、例えば高齢の方は、ゲームによっては文字が小さく見づらい可能性もあります。
前者の普通のスイッチの方は携帯用途でも、テレビに繋げてもできるハイブリッド仕様となっていますので、初めての方には普通のスイッチをお勧めします。
スイッチの無印版でも"有機ELモデル"でも、どちらでも大丈夫です。

初期設定は、以下を参考にして下さい。

【Switch】はじめて使うときの初回設定の手順は？

補足事項として、スイッチには説明書というものが付いてきません。
修理等のサポートを受ける際はスイッチの入っていた箱が必要になるので、捨てずに取っておいて下さい。

ゲームソフトは、何を選べばいいのか

ゲームソフトですが、普通にパッケージで購入することもできますし、オンラインでダウンロード購入もできます。
どちらでも大丈夫ですが、最初の1本は普通に購入していいでしょう。
"スーパーマリオ"シリーズが、テレビゲーム入門にはお勧めです。

具体的には、"New スーパーマリオブラザーズ U デラックス"でいいでしょう。
"トッテン"という無敵キャラが出てくるので、慣れない方はそれを使えばいいです。
実はこのゲーム、入門者はもちろん、かなりの上級者でも楽しめる作りになっています。
ゲームではいわゆる"やり込み"という楽しみ方があって、一つのゲームを究めるというものです。
スーパーマリオをクリアしたら、もしくはクリアしていなくても、他のゲームをやるのは当然プレイヤーの自由ですし、延々と同じゲームをやり込むのも自由です！

もし難しいと感じたら、ネットの攻略記事や攻略動画を参考にして、再挑戦してみましょう。
これは、ゲーム歴が長くなっても、どのゲームでも同じです。

他のジャンルのゲームも色々

スーパーマリオは"アクションゲーム"に分類されますが、他のジャンルのゲームも色々出ています。

ただ、追加購入する前に、SDカードについては調べておいて下さい。
ここまで来れた方なら、調べれば分かります！
容量の大きいSDカードなら、ダウンロード購入した追加のゲームも、たくさん入れておけます。

では、他にどんなゲームがあるのか、ここでは2つほど紹介します。

"あつまれ どうぶつの森"、通称"あつ森"。
スーパーマリオをやって、「もう少しゆっくりしたゲームがいいな」と思った方にお勧めです。
現実の時間と連動していて、昼間にやったらゲーム中も昼間、夜にやったらゲーム中も夜になります。
無人島から始まる場所で生活を進めていき、新たにやって来る動物キャラ達と交流するゲームです。
日々をのんびり過ごしたり、島を作り込んでいく楽しみもあります。

"ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド"、通称"ブレワイ"。
スーパーマリオをやって、「もっと世界中を冒険したい！」と思った方にお勧めです。
各種ゲーム人気ランキングで1位を獲得することも珍しくなく、多くの人にゲームをプレイする楽しさと感動を与えました。
ただ、謎解きが少し難しいので、ネット動画等を参照に進めていくのが良いかもしれません。
長時間やり込んだプレイヤーも数知れず、名作中の名作です。

その後の展望

ここまでゲームをやった方は、もう自分の好きなゲームを自分で選べるはずです。
例えばネットワーク対戦ゲームの方向に進んだり、可能ならプレイステーション5を購入して中・上級者向けのゲームを楽しんだり、様々な選択肢が用意されています。
自分に向いたテレビゲームを、楽しく遊んでみて下さい！

おまけエピソード

もう30年近く前になりますが、ストリートファイターII、バーチャファイターシリーズといった対戦格闘ゲームが一世を風靡（ふうび）していました。
当時は今のようなネット対戦もまだ無く、"ゲーセン"と呼ばれる場所にそれぞれが出向いて対戦していました。
大体、真向かいにゲーム筐体が置いてあるんですが、向こう側とこちら側に並んで次の順番を待つ、という感じでした。
タバコの煙りと若い熱気がうっすらとただよう、ある種独特の雰囲気だったんですが、負けた方がこちらの椅子を蹴って去っていく、なんてことも経験しました。
そこで仲良くなった人達もいるんですが、今はもうみんないい歳なのかなと、時々思い出します。

今はコロナ禍ということもあり、中々人が集まりにくいところ自宅で気軽にネット対戦ができたり、面白いゲームを作ってくれているクリエイター達には感謝しきりです。
自宅でのネット対戦なら、椅子を蹴られる心配も、多分しなくていいですし 笑