学生時代、もっと英語の勉強をしておけば良かった……
そう思っている大人の方、結構いらっしゃることと思います。
ここではすでに大人になった方への、趣味としての英語学習について語っていきたいと思います。
今あなたが考えているより、英語を学習することがより身近に感じられるようになるはずです。
趣味としての英語学習なのであまり構えず、気楽にこの記事を読んでみて下さい。
この記事でわかること
- 英語はしゃべれないと意味がない?
- 受験英語でできるようになること
- 資格試験を活用しての学習
- 英検2級のレベル感
- 気楽に、好きに学習する意義
英語はしゃべれないと意味がない?
昨今、初等教育から英語を導入しようという時代になっています。
英語を早期から学習する目的として、しゃべれる英語、実際に使える英語というのをよく耳にします。
では、英語はしゃべれないと使ってはいけないのでしょうか。
実際には、決してそのようなことはありません。
例えば受験英語では、いまだにしゃべることより読む英語、次に書く英語の方が重視されていて、
聴く英語がある程度は取り入れられている、というのが現状です。
ところが、受験で培った英語力は、決して無駄にはなりません。
全ての基礎となる、文法力、語い力、更には読解力が鍛えられるというのが、その後の英語学習に大きく効いてきます。
それらの土台があった上で、やりたい方は話す力も上げていけばいいだけのことだと思います。
受験英語で何ができるようになるの?
受験英語をある程度マスターした段階でも、実際役に立つ場面に出くわすことがあります。
ここでは、僕が体験した具体例でイメージしてもらいたいと思います。
以前、ネットで椅子か何かを注文したことがあるんですが、届いたのは組み立て用の材料と、英語の簡易マニュアルでした。
一瞬困ったなと思ったのですが、実際簡易マニュアルを読んでみたら簡単な英語で書かれていて、それを参考に組み上げることができました。
実は、マニュアルの英語はわざわざ難しく書いてあることがあまり無く、結構読めてしまうことが多いのです。
次に、僕はパソコンで作曲をしているのですが、作曲アプリのトラブルでまともに動作しなくなったことがありました。
その際ネットを活用し、日本語で情報を探したのですが、解決策が見つかリませんでした。
そこでしぶしぶ英語で調べてみたところ、海外のフォーラムに解決策が載っていたことがありました。
英語で調べたことを実行して問題が解決したときは、"ああ、英語をやっておいて良かった"と思った経験があります。
受験英語であっても、ある意味"仕事で役立つ英語"になり得る一例です。
以上、そんなに難しくない英語でも、知識があると無いとでは、見える世界も変わってくるという実例でした。
資格試験を活用してみる
では、実際に趣味で英語をやろうという人は、何から始めたら良いのでしょうか。
僕は"英検2級"をターゲットにすることをお勧めします。
大体このレベルまで上げておくと、簡単な英語くらいなら読めるようになります。
実用英語のボーダーライン、という感じです。
まず、英文法が身についていることが重要です。
これを学習して、あとは大学受験用の英単熟語集を覚えたら受かります。
大人なあなたには、ちょっとお洒落な英単熟語集"DUO3.0"をお勧めします。
僕の場合、1年ちょっとかけて全部覚えました。
"DUO3.0 / CD復習用"という音声教材も利用すると、覚えやすいです。
気になる英検2級のレベル感
英検2級のレベル感ですが、"高校卒業程度の英語力"となっています。
実際には、大学受験でいう"日東駒専"合格レベル、つまり標準的な大学生の英語レベルくらいになるかと思います。
多くの日本人の英語力がピークなのは大学受験時ですので、標準的な大卒くらいの英語力が担保できるということになります。
仕事で必要な方はこれに加えて、例えばTOEIC(トーイック)を受けなければならない場合など、英語学習を継続、あるいは再開することになります。
少しレベルは上がりますが、英検2級でベースを作っておけば、その後の学習も思ったよりスムーズに進むのではないでしょうか。
趣味の英語学習は気楽にやる
とはいえ、ここで取り上げているのは趣味の英語学習です。
趣味なのですから、気楽に、好きにやったところで、誰にも迷惑をかけることはないでしょう。
音読学習時は周りに多少気を遣いながら、あとは本当に、自由でいいと思います。
ただ資格試験のスコアアップを目指すも良し、しゃべれるようになりたいからオンライン英会話をやるも良しです。
僕の場合は、英単熟語集をひたすら覚えています 笑
自分が英語記事で分からない単語が出てくると、調べてみたら大体"英検1級レベルの単語"であることに気付いたのです。
よって、このレベルまで覚えるということに意義を見出して、日々の英語学習を行っています。
英語はコミュニケーションのツールだという言葉を、よく耳にします。
ただ、例えば特別コミュニケーションを取りたくない人が英語学習をやっていたところで、別に本人の自由だと思うのです。
自分で目標を設定してクリアするということの楽しみ方の一形態として、英語学習を活用するという見方もできます。
ここら辺に、趣味としての英語学習の真髄があると思います。