文化・芸術

音楽鑑賞 - 素晴らしき音の世界へ

音楽鑑賞画像

音楽を聴くのが好きな方は、たくさんいらっしゃることと思います。
音楽鑑賞は自分の趣味やセンスが反映されやすい分野で、聴く人が違うと聴く音楽も全く違ったりして個性が出やすいのも、この趣味の面白いところです。
そこで今回は、リスナーの皆さんが音楽鑑賞をする上で気づきになることや、また違った視点から捉え直すことができるかもしれない内容となっています。
多くの人が長く付き合っていけるであろうこの趣味について、早速語っていきたいと思います!


この記事でわかること

  • 音楽を聴くことの効用
  • 音楽を聴く新しい環境
  • 音楽を聴く古い環境
  • 生演奏を聴く
  • 聴くことから演奏、作ることへ


音楽を聴くことの効用

まず音楽には、自分が好きな音楽を聴くことで、気分をアゲて行ける効用があります。
スポーツや勉強など、何かをする前に儀式として聴く人もいますし、お気に入りの音楽がスイッチを入れる役割を果たしてくれたりします。

また、これは音楽療法の領域なのですが、今落ち込んでいる人がゆっくり沈んだ音楽を聴いて共感し、段々明るめの音楽へ向かう流れを作ることで、気分を良くして行くという手法が有効な場合もあります。

要は、音楽というのは人の気分に大きく影響を与え得るということです。
ただ聴くだけで体への負荷がここまで小さく、人の感情に良い作用をもたらすことができるというのは、ちょっと凄いことですよね!

また、音楽ではありませんが、雨の音や秋の虫の音などの自然音をBGMとしてイヤホンで流しておくというのも、何らかの作業中にマスキング効果として有効な場合もあります。
ただその場合、最近はワイヤレスイヤホンで外の音も聴こえやすいものが出ていたりしますので、使い分けも重要になってきます。
加えて、頭を使う作業をやりながら聴く場合、落ち着いて聴ける自然音はもちろんですが、歌詞のないインストゥルメンタル曲の方が思考を邪魔されにくいと言われています。


音楽を聴く新しい環境

現代人は音楽をどうやって聴くのかというと、ネット動画やネットラジオなんかでお手軽に聴く人が増えた印象です。
音質に拘らない人はそれらで十分だったりしますが、最近はSpotifyやApple Music等、サブスクリプションの音楽配信サービスも流行っています。
使用リスナーの好みにマッチした音楽を提案してくれたり、ハマる人はハマると思います。


音楽を聴く古い環境

音楽鑑賞にはその人の趣味が反映されやすいというのは冒頭でも述べた通りですが、これは視聴デバイスでも言えることです。
最近はiPod等少し古いガジェットを使うのもお洒落だったり、もっと古いテープやレコードが見直されていたりもします。
音楽自体同様、自分の好みに合わせて聴く環境も楽しく拘れると、その道のベテランという感じがします。

また個人的には、ネットに繋がっていないオフラインで音楽を聴ける環境というのは残しておいた方がいいのかなと思っています。
ネット環境に不具合が起きたときに聴ける音楽があると、気持ち的に救われることがたまにあったりするんですよね。
そんなときは、CDラジカセでCDを聴いたり、パソコン内のダウンロード済みデータで音楽を聴いたりするというのが、未だに有効です。


生演奏を聴く

しかし、究極的な音楽鑑賞は、やはり生演奏を聴くということかもしれません。
コンサート、ライブ、友人・知人の演奏をプライベートスペースで……AI全盛の時代が近づいている今、"相手が見える音楽"というものが、更に価値を高め始めています。
生の音楽を聴くというのは、誰かと一緒に聴きに行ったり感動を共有できたりといった感じで、コミュニケーションツールとしての音楽という側面から見ても強力です。


聴くことから演奏、作ることへ

音楽は聴くことが主な楽しみ方ですが、そこから演奏したり、制作したりといった方向へステップアップして行けるところも魅力です。
最初は誰でも"聴く"ことから始まりますが、深く聴いて行くうちに自分でも表現したいという欲求が出てきてアクティブな方向へシフトして行くのは、人としての向上心の表れとも言えますし、素晴らしいことなのではないでしょうか。


おまけエピソード

自分の音楽鑑賞体験から分かることなのですが、年代によって聴く音楽は移り変わってきました。
10代の頃は父の影響でクラシック音楽をよく聴いていましたし、20代は映画音楽、30代以降はゲーム音楽を聴くことが多かったように思います。
"マイブーム"という言葉がありますが、正にそれが反映されやすいのも音楽鑑賞の特徴ではないでしょうか。

僕の場合は20歳で作曲を始めたこともあって、それ以降は自分の作曲の参考になりそうな曲を聴く機会が自然と増えました。
それを鑑みると、音楽が人生に影響を与えることもありますし、逆に人生が聴く音楽に影響を与えることもあるのだなと感じています。

自分の場合、人生を共に歩んでいく趣味として、音楽鑑賞はなくてはならない存在となっていますし、そういう方も多いのではないでしょうか。
家事の合間に鼻歌を歌ってみたり、古くは民謡として親しまれてきたりといった歴史が、音楽にはあります。
フォーマルな場でもそうでない場でも、人に寄り添ってきてくれた音楽というものは、人の歴史とともに、今後も息づいて行くのだろうなと思っています。


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