現在、何とかコロナ禍からの脱却がなろうかというところではありますが、昨今の世情を反映して家で過ごす時間が増えた方もいらっしゃると思います。
家にただこもっているのも何だなということで、物作りを始めた方もいらっしゃるかもしれません。
そういった流れを踏まえ、今回はハンドメイドを取り上げてみたいと思います。
この記事でわかること
- ハンドメイドとは何か
- ハンドメイドのいいところ
- ハンドメイドの始め方
- 実際にやってみる
- ハンドメイドで参考にするもの
ハンドメイドとは
そもそもハンドメイドとは何かですが、「手作りの」「お手製の」という意味です。
例えば、"ハンドメイドアクセサリー"は手作りのアクセサリーということになります。
ハンドメイドのいいところ
まず、ハンドメイドの利点について挙げていきます。
これはハンドメイドに限らず物作り全般で言えることなのですが、自分の時間を持つことは、即ち自分自身と向き合うことになります。
普段職場で働いたり、学校で勉強したりといった社会生活を営むのとは別に、ハンドメイドに取り組むことにより自分の時間を持てることで、いつも気付かなかったことに気づいたり、また違った学びがあると思います。
日頃から忙しい人の場合は特にですが、ゆっくりとした自分だけの時間を持つことは、慌ただしい生活時間の中に安らぎをもたらすことにもなります。
また、その結果として作品を仕上げることで、それを自分で身につける楽しみや、誰かへのプレゼントとして気持ちを贈ることにもつながります。
例えば、自分や相手のサイズ感が分かれば、その人に合ったものを作ることも可能です。
使用者のニーズに合ったものを仕上げられるということは、既製品にはない利点と言えます。
ハンドメイドの始め方
では、ハンドメイドの始め方ですが、まずは道具を揃えるところからです。
"ユザワヤ"などの手芸用品店に行くと、ハンドメイドアクセサリーを作るのに必要な工具やパーツが売っています。
お店が遠い人は、オンラインショップも利用できます。
お店によって品揃えやセンスは違いますので、自分の好みに合った生地屋さんなどを見つけておくと便利です。
小物を作る場合は、100円ショップなどでも材料が安く手に入る場合があります。
例えば、キットなども出ていますし、その時々流行の手芸用テープやビーズなど、案外良いものがあったりするので、要チェックです。
ちなみに、ファータイプ(ホワホワっとしたやつとかです)など、個性的な糸は網目が見えづらいので、最初の作品にはお勧めできません。
編み物なら、好きな色の並太タイプの毛糸などから入るのがいいでしょう。
布なら、コットン(綿)やリネン(麻)など、縫いやすいものがお勧めです。
実際にやってみる
実作業ですが、いきなり大作に挑むと嫌になる可能性があるので、まずは自分で欲しいと思う実用的な小物などから入っていくのがお勧めです。
最初から完璧にできると思わずに、気楽に入っていけばいいと思います。
編み目の不揃いなミニマフラーなども、かえってかわいくて良いものです。
そうして作り方が分かってくると、ちょっとしたプレゼントなどにも重宝します。
例えば編み物ならば、現代なら安くて綺麗な糸が手に入るので、まずは作ってみること。
できれば時間のあるときに、気持ちにゆとりを持って作ると楽しさが増します。
参考にするもの
NHKで"すてきにハンドメイド"という番組があるのですが、そのテキストや、市販の手芸本なども出ています。
また、ネットでレシピを公開してくれていたりもします。
やはり、自分で欲しいと思うものを選ぶと、作りがいがあります。
もし、もっと本格的にやりたいと思えば、教えてくれる教室などもあります。
そもそも、最初は学校の家庭科の時間等で教わったのが楽しくて、その道に入る人が多いかもしれません。
そこから、家族に頼まれてセーターを編んだりするうちにコツを学んでいったり、腕が上がっていくパターンなどです。
また、最近のものでは滅多にないのですが、昔の手芸本では編み図の目数などに間違いがある場合があるので、特に古い本を参考にしようとするときは、注意も必要です。
おまけエピソード
今回はハンドメイド上級者の母にインタビューしたりして記事を作成したのですが、実際にやっている人の家族目線の感想で締めたいと思います。
リビングに行くと時々母が編み物やアクセサリー作りをしていることがあって、僕もたまに意見を求められたりしています。
意見を求められたときは作業の邪魔にならない程度に感想を述べたりするんですが、素人なのであまり出過ぎたことは言わないように心がけています 笑
母も四六時中手芸をやっているわけではないのですが、親戚に頼まれてカバンのカスタマイズをしたり、家族の衣類を直したりもしてくれています。
自分でハンドメイドができると楽しいし、安いし、早いとのことです。
側から見ると、積極的に作品作りをしている時期と、必要に応じて作業している時期があるように思われます。
長年やってきた手芸と、うまく付き合っている感じです。
いずれにせよ、自分の手により世界に一つだけの作品ができるというのは、とても意義深いことだと思うのです。
身近な人が直してくれた衣類を身に付けたりしていると、手作りの温かみを感じられる瞬間があります。
そうやって人の手により作られたものは、AI全盛になるであろう未来も、人の歴史と共にずっと残っていくと思います。